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アメリカの出産祝いシステム。合理的なベビーレジストリが日本上陸。登録すれば割引も⁈

アメリカの出産祝いシステム。合理的なベビーレジストリが日本上陸。登録すれば割引も⁈
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この記事をザックリまとめると…
  • アメリカでの出産祝いは実際の出産よりも前にベビーシャワーというお祝いの場でプレゼントを受け渡すのが一般的。
  • 祝われる本人が欲しいものをリスト化した「ベビーレジストリ」を用意するのが広く普及しており、日本Amazonが2018年10月よりこのサービスを開始した。
  • 当事者は、友人からのプレゼントを貰った上で、最後に足りないものを自分たちで購入する手順となっている。
  • プレゼントを贈る側、受け取る側、売る側全てにとって嬉しいWin-Win-Winな仕組みのベビーレジストリ。本場アメリカでオススメのサービスと利用のメリットを紹介する。


アメリカでは妊娠して、出産間近になってくるとベビーシャワーという一大イベントを友人や親族が行ってくれることが珍しくありません。参加者から誕生してくる子どもを祝ってもらい、プレゼントをいただく場となるのが一般的ですが、その際にベビーレジストリというのを利用するのがとても普及しています。

 

このベビーレジストリシステム、日本人には馴染みがないですが、欲しいものリストをあらかじめ作っておいて、その中からギフトとして贈ってもらえるという合理的でまさにアメリカっぽいシステムです。贈り主も相手の好みに合わないものを贈る心配もなく、貰い手も本当に欲しいものが受け取れるのでよくできていると思います。そして、マーケット側も顧客獲得ができて、まさにWin-Win-Winな仕組み。

 

Baby Showerの光景。

 

約2年前、ありがたいことに私も普段からよくしてもらっている友人達にベビーシャワーを開いてもらいましたが、その際に「レジストリ作っておいてね」と言われ、どこに登録するか、何を登録するか、とても悩んだ記憶があります。アメリカ在住の方で今後お子さんが生まれる予定の方や、日本のAmazonでもこのベビーレジストリのサービスが今年10月より開始されたこともあわせ、日本での商業システムの参考になればと思い、まとめることにしました。

 

どこにレジストリを登録するのが良いか…オススメはAmazon!!

まずはどこにレジストリを登録するのかという点について。ベビー用品を扱うお店であればレジストリが設けられるようになっていることが多いです。自分の好きなブランドがあればそこで登録するのもいいですが、一番無難におすすめなのはAmazon (※以降、日本のAmazonとの区別のために「米Amazon」と表記)で登録すること。米Amazonで提供している主なメリットはこちら。

商品ラインナップ:

  • 米Amazonが持っている数百万点のアイテムをレジストリに加えることができる
  • 米Amazonの商品以外の別のオンラインショップのアイテムもAmazon Assistantを利用すればレジストリに加えられる

融通の良さ:

  • 商品発送後90日以内であれば返品可能
  • 複数人で一つの商品を購入する「グループギフティング」という機能が使える

 割引:

  • 米Amazonが設けている規定をクリアすれば、最後に完了割りとして合計$2,000の買い物に対して10%オフ (プライム会員は15%オフ) の割引がレジストリ登録者に適応される。ただし割引が不適応な商品もある
  •  一度レジストリに入れておけば、そのアイテムの値段が変動した場合にも常に最安値が反映される

 

米Amazonのスクリーンショット

 

上記特典の他に、プライム会員でかつ米Amazonの規定を満たした人には$35程度の商品価値がある「ウェルカムボックス」というギフトをもらうことができます。興味本位でベビーシャワーが完了してから、この要件を満たすために米Amazonが指定するカテゴリ全てのアイテムをレジストリに登録してみましたが、結構な量でした。これは様々な商品を目に触れさせるためのマーケティング戦略ですよね。ただ、頂いたものの中で米Amazonブランドのウェットティッシュは継続して購入を続けています。

 

Amazonから届いたウェルカムボックスの中身

 

私自身、人に欲しいものをおねだりするというような不慣れな体験で、高価なものを欲しいと公表するのは憚られるのでリストに載せるアイテムの値段も気になると思っていました。しかし、数人で出し合って大物をプレゼントしてくれる場合もありますし、思いがけず高価なものを買ってくれる人もいますし、そうでなくとも、最後に必要なものを自分で購入する際に使える割引が大きいので、米Amazonのベビーレジストリを利用してとてもよかったです。

 

ちなみに私はUppaBaby CRUZというベビーカーをリストに入れていましたが、リスト作成時には$529.99だった値段が、タイミングよく新年度モデル発売開始に伴い$423.99に値下がりしており、知らないうちに割引の値段が反映されていて、プライム会員の完了割特典の15%オフが使え、最終的に$360で購入できました。出産に伴い出費が多い時期だったのでとても助かりました。

 

スーパーマーケットでも提供しているベビーレジストリ

その他、Targetという大型スーパーマーケット (日本で言うところのイトーヨーカドー的なお店でしょうか) もベビーレジストリ制度を設けています。オンラインでレジストリ口座を開設すると、店舗に行った際にウェルカムキットというのをもらえます。そして、出産予定日の8週間前になったら実店舗およびオンラインいずれか一度切りの購入に対し、レジストリに残っているアイテムを15%オフで購入することができます。

 

また実店舗を持っているという点でのメリットは、郵送事情を気にすることなく店舗での購入や受け取りが可能という点です。ベビーシャワーに間に合うようにプレゼントを買いたいが対応が直前になってしまったという場合にも、アメリカ全土に1,800店舗を構えているので、オンラインオーダーをし、彼らの近所の店舗へ受け取りに行って難なくベビーシャワーに間に合わせる、などの対応ができます。

 

注文したものが当たり前のように1日で届くという日本とは違い、アメリカでは通常でも発送に一週間かかり、発想も玄関前にダンボールを置き去りにすることで完了とされるので盗難も気にしなければならないため、特にこの点をメリットと感じている人は多いかもしれません。

 

Target のベビーレジストリスクリーンショット

 

ちなみにここが提供しているウェルカムキットは結構良いというネット上での噂を元にレジストリ口座を開設し数店舗に足を運んでみましたが、当時はどこもウェルカムキットの在庫がなく、私は中身を見ることはできませんでした。個人的経験談ですが、妊娠以前はTargetに立ち寄ったことすら無かったのですが、ベビーレジストリの作成をきっかけにお店に訪問し、そこから何かあれば出向くようになりました。まんまとあちら側の顧客獲得戦略にハマってしまったようです。

 

ベビー用品専門店の提供するベビーレジストリ

また、BuyBuyBabyというベビー用品を扱う大型店舗でも勿論ベビーレジストリ制度を設けています。ここで面白いのはAmazonのようにオンラインでクリックして欲しいアイテムをリストに加えて行くのみならず、レジストリ作成者は実際のアイテムを見ながら間違えなくリストに加える作業ができる点です。

 

実際に店舗に足を運び、レジストリ用のスキャナをもらって、アイテムを実際に目で見て触って気に入ったらその場でバーコードをスキャンしてレジストリに加えるという作業ができます。子育て初挑戦で、どこから手をつければ良いのか全く分からないという場合には、一度お店に出向き、店内を一周すると色んなものが発見できると思います。

 

店内にはベビーレジストリ専用のコーナーが大きく設けられている。

 

ここでもレジストリを開設してから店舗に行くと、無料のサンプルセットをもらったり、レジストリに残ったアイテムを最後に15%オフで購入することができるという割引メリットも享受できます。

 

BuyBuyBabyでもらったサンプルセット。サンプルや他サービスの割引クーポンなどが入っていた。

日本でのベビーレジストリサービスの開始

日本のAmazonでも2018年10月1日よりベビーレジストリ制度が始まりました(参考記事:Amazon)。レジストリ作成者はコンプリート割として、ベビーレジストリを利用して規定の額の買い物をした場合、最大2回の注文または合計10万円までの注文に対し5% (プライム会員の場合には10%) の割引が適用されます。割引適用期間の開始は出産予定日の60日前かつレジストリ作成後14日以上経過した後、そして出産予定日から最大365日まで有効だそうです。

 

まだ開始直後で日本では馴染みがなくあまり知られていないベビーレジストリ。欲しいものをリスト化するなんて図々しいのでは…という日本人的感覚さえ払拭できれば、非常に今後展開の大きな市場になると思います。日本では出産祝いは出産後に渡すのが一般的かもしれませんが、ベビーレジストリが浸透すれば、アメリカのように出産前に渡すなどのように文化的な側面にまで影響を及ぼすかもしれません。

 

自分が2年前に経験した時、ベビーレジストリの作成を依頼されて初めて本腰を入れて育児についてリサーチし、育児には色んなものが必要なんだと気づきました。そして、本当に欲しいものを精査する作業の大変さも実感。それでもやってよかったな、と思っています。これから出産を控えている方、是非育児生活において必要なものを整理するいい機会だと思って、レジストリ作成してみてはどうでしょう?人に公開せずとも、自分用に利用するという方法もありだと思います。

 

日本でのAmazon以外のベビーレジストリ導入はどうか

ベビー用品・関連サービス市場は約4兆円規模と出産・育児という大きなお金が動くライフステージで、その最初からモノの購入の場として顧客の獲得ができれば、その後の長い育児生活において末長い付き合いができるでしょう。Amazonに負けじと楽天などのオンラインサイトでもベビーレジストリ制度は近い将来始まるのではないかと考えています。ちなみに楽天では子育て世代 を応援するプロジェクトの第一弾として「楽天ママ割」というファミリー向けサービスを2016年9月より提供しているそうです。

 

アメリカのTargetやBuyBuyBaby同様に実店舗を構えるお店がベビーレジストリを導入するのは新規顧客を囲い込む上でも有効だと思います。無料の出産準備BOXが貰えると聞くと中身はどんなものかと野次馬根性が掻き立てられる人も多いはず。そういう人達にレジストリを登録してもらい、実際に店舗にも足を運んでもらうことで、その後の育児生活における少なくない金額の育児用品購入場所となればハッピーではないでしょうか。個人的には西松屋やアカチャンホンポなどはベビーレジストリ制度を今すぐにでも導入すべきだと考えます。
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