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赤ちゃんに読みをどう教えるか – 子どもが持つ驚きの言語能力: ドーマンメソッド講義 Day 2

赤ちゃんに読みをどう教えるか – 子どもが持つ驚きの言語能力: ドーマンメソッド講義 Day 2
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この記事をザックリまとめると…
  • ドーマンメソッドベターベビーコース2日目の内容を簡単に紹介
  • 子どもの遺伝的ポテンシャルは親でなく、歴史的偉人と同等
  • 視覚を伴った方が言葉を理解するのは簡単


2日目のこの日は朝は9時半から授業開始で、夜は18時過ぎに終了でした。その間、各授業の間の10分はトイレや質問、他の参加者との交流で休憩らしい休憩は一切とれず、ランチタイムも他の方と一緒に食卓を囲みつつも、昼休み中に搾乳をしておきたかったので、走るように過ぎ去ってしまいました。よもや予備校生のように真剣に各講義に臨みました。

 

ランチタイムの様子。毎日健康的なメニューが用意されていました

 

朝から丸一日子どもと離れて過ごすのはこの日が初めてでしたが、夜になって夫と子どもが笑顔で研究所まで出迎えてくれたのを見て緊張が一気に解け、なんだか一皮向けた気がしました。

 

“All intelligence is a product/ result of environment.”

 

この日は導入として、「子どもの可能性は遺伝によるものか、すなわち、親と同等レベルになるというのが遺伝的なポテンシャルなのか。それとも、環境要因か?」について話がありました。勿論、答えは後者で、子供達は環境によって可能性がいかようにも変化するし、遺伝的なポテンシャルというのであれば、ダヴィンチやアインシュタイン、そしてシェイクスピアなど歴史的にも偉人と言われる人と同等なのだ、という話でした。

 

こういう話を聞くのは、子どもの可能性を広げてあげる上で、まず親の目線を上に向ける、というのでとても大事だと思いました。そうでなければ、勝手に子どものポテンシャルにリミットを設けてしまいそうです。例えば「この子はxxxにおいて、クラスで一番だからxxxはもう十分」というように。そうではなくて、「この子はクラスでトップになるくらいxxxが好きなようだから、世界一のレベルに到達するように応援してあげたい」というマインドを持つって大事だと思います。

 

このあたりの内容は『赤ちゃんの知性を何倍にもするには』でカバーされているので、興味のある方はオススメです。

 


 

Readingプログラムについて

彼らのセオリーを教えてくれる一つ目のテーマは「赤ちゃんに読みどう教えるか」についてのレクチャーでした。今回の講義全体に一環している基本姿勢ですが、どうやるのかという”How”の部分よりは、どうしてこれをやるのかという”Why”の部分を徹底的に話し、参加者にその根底を正しく理解してもらうのを目標としています。なので、構成としてはどうしてそれを行うのかという点について2時間ほど話をした後、デモンストレーションを実際に見て、その後、それぞれが家で実践することを踏まえて細かくどのようにやるのかのレクチャーがありました。

 

母親が子どもに読みを教える様子(写真引用:iahp.jpより)

 

印象に残っていた話としては、一般的には学校に入るまで「読み」を教わる機会はなかなかないけど、実際に言葉を習得しようとすると「聴力」だけに頼るよりは「視覚」のほうがよっぽど信頼性が高く、理解しやすい。なので、言葉を文字で見せながら正しく発音することで、その言葉の習得までの時間がすごく短くなるということでした。確かに、ラジオで歌がかかっているとき、歌詞を一生懸命聞き取ろうとしても日本語の歌詞ですら中々聞き取れないというのは日常茶飯事なので、「目で見る方が耳で聴くよりも理解するのは簡単」というのは納得です。ただ、これを子どもに言葉を教える時に導入するなんて考えは頭になかったので、目からウロコでした。

 

そして、目で見てその抽象概念を理解できたら、それを声に出して発音させる癖はつけさせない方が脳内での処理は早くなるので、つまりは読むスピードが早くなるとのことでした。日本の学校では、まずみんなでゆっくりと音読するところから学校教育は始まると記憶していますが、彼らの考え方とのギャップに驚きです。

 
これに関しても、詳細は『赤ちゃんに読みをどう教えるか』で説明されているので、気になる方はぜひどうぞ。


 

デモンストレーション

この日は早期開発プログラムに参加し週一で研究所に通っている幼くは1歳以下の子どもと親、そしてそのプログラムを修了して5歳から入学できるエヴァン・トマス研究所インターナショナルスクールの生徒と親によるデモンストレーションがありました。それぞれ家庭でどのようにリーディングプログラムに取り組んでいるのかをその場で実践して見せてくれたのです。実際に他の人がどのように取り組んでいて、どのくらいの年齢でどのくらいのことを達成できているのかを目の当たりにするのが、この講座に参加するメリットの大きい部分を占めていると思います。

 

このデモンストレーションに参加している母親達は、みんなこの講義を受講し、「プロフェッショナルマザー」の称号を受けた人たちで、皆、それぞれの家庭でフルタイムでプログラムをこなしながら、子どもの成長を見守っている人たちだそうです。そして、デモンストレーションに参加している子供達は、5歳になるまで基本的には他の学校などへは行かず、母親や父親のみから様々なことを教わってきて育ったそうです。

 

1歳半の子は、お手製の絵本をお父さんに読んでもらい、2歳の子は人間の体の部位を示す単語と模型とをマッチングさせるクイズを楽しみ、4歳の韓国人の子は韓国語と英語で母親とともに絵本を読み、別の4歳の子は児童文学を一人で読み、9歳の子は様々な書物を持ち寄って母親が出すクイズに対してどの本のどこにそんな内容が記載されていたのかを解説し、11歳と14歳の兄妹は二人でシェイクスピアの戯曲を演じてくれました。全ての子において、本や言葉との触れ合いを楽しんでいるのが見られたのと、その言語を操る能力の高さに驚きました。幼い子どもが取り組んでいる内容はどれも強要している風ではなく、本当に各参加者それぞれが心から楽しんで触れているようでした。

 

6歳の男の子が共有してくれた彼の半年間の読書記録。読書量にも驚く

 

中でも私が一番驚いたのは9歳の男の子。彼は3年前から読んだ本をリスト化しているそうですが、すでに約500冊もの本の名前がそこには記載されていました。その数の多さに驚いたのですが、最近読む本はすごく分厚い「飛行機の構造について」の本であったりスミソニアン博物館が発行している本だったりするので一冊を読むのにはすごく時間がかかるから冊数は多くないんだけど…と、言っていました。ちなみに、内20%は日本語の本だそうです。そして、彼は自分で本も書いているそうで、それらの本は綺麗に製本されていて、彼自身が素敵なイラストを付けて発行していました。明らかに英語の言語レベルは私のそれを上回るものでしたし、彼の知識の広さ・深さも私はすでに大敗しているかもしれないなと感じました。

 

「読めるようになるのが目的」として、「どのようにやるのか」のみに焦点を当てて取り組むと、結局は親も学習させることのみに焦点がいってしまい、楽しめなくなり、結果として子どもも楽しくなくなってしまうそうです。一つ一つを完璧にこなそうとするのではなく、親子の遊びの一環として自然に生活に導入できたらいいなと思いました。
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