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脳は使うことで成長する – 脳の構造と子どもに与える情報について: ドーマンメソッド講義 Day 3

脳は使うことで成長する – 脳の構造と子どもに与える情報について: ドーマンメソッド講義 Day 3
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この記事をザックリまとめると…
  • ドーマンメソッドベターベビーコース3日目の内容を簡単に紹介
  • 脳は使えば使うほど成長する
  • 子どもに与える知的情報の献立を考える重要性


3日目のこの日は、9時半から授業開始で6時までみっちりの予定となっていました。前日の続きで「読み」についての話から始まり、人間の脳についての興味深い話がありました。その後、「百科事典的知識」をどう与えるのかについての講義スケジュールでした。この日は残念ながら子ども達によるデモンストレーションはありませんでした。

受講中の机の上。初日に貰ったバインダー、真っ白のメモ用紙、筆記用具のみ

50分間の講義中、基本的に配布物はなく、質問も許可されていないので、ひたすら話を聞く時間なんですよね。何かここは覚えておきたい、重要だと思ったことを自分で白紙のノートにメモを取るという形式なので、2ヶ月経って文字に起こす作業をしていると、日々の細かなことは忘れかけてしまっていました…。何事も思い立ったらすぐに行動、これは来年の目標として心に留めておきたいと思います。笑

 

The brain grows by use.

「脳は使うことで成長する」、これは講義中に何度も繰り返し強調された内容です。脳への刺激を与えれば与えるほど、脳は発達する。そして「機能が構造を決定する」ということです。「字を読む」という機能を備え付けたい、となると、まず読むチャンスが与えられ、そうすると視覚機能を使うことになり、視覚機能を使っていくことで視覚経路が成長していきます。そのようにして、字を読むことのできる視覚経路 (構造) が備わってゆくということです。そして、この視覚経路は脳の一部を形成しているので、脳もどんどん成長していくそうです。

 

逆も然りで、脳は使わなければ衰えていくとのこと。学業から離れて久しく、最近ではものの名前を思い出せない場面がよくあるのですが、そういうのも脳の衰えの一つなんだろうなと勝手に解釈しています。息子の脳を成長させるのを手伝う傍で、私自身の脳も十分に使ってトレーニングさせてあげなければならないなという必要性を感じています。

 

この点においては、神経生理学者のクロソフスキー博士による生まれたばかりの子猫と子犬での実験の話を引用されていました。一つのグループは通常通り育て、もう一つのグループは中華の回転テーブル (英語では”lazy susan”と呼ばれています) に乗せ、非常にゆっくりと回転しながら、動く世界を見て育てました。非常にかわいそうな実験なのですが、生後2-3週間のところでそれぞれのグループから一匹ずつペアにして、脳の摘出をしたところ、動く世界を見て育ったグループの子猫や子犬は、普通の環境で育った子猫や子犬に比べて実際に脳内のバランスを司る部位が30%大きくなっていました

 

人間の脳には1兆個以上の細胞があり、神経細胞が少なく見ても100億個以上あるそうです。上記の話で、30%大きくなるというのは、各細胞の数が増えていたのではなく、それぞれの脳細胞が30%ずつ大きく成長していたそうです。

 

より詳しく知りたい方は『赤ちゃんの知性を何倍にもするには』を読んでみてください。

 

 

食べ物をプランしてあげるのと同様に、知識・情報も計画してバランスよく提供

「赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか」と聞くと、ちょっとあまりに大げさで堅苦しくて「うっ」ときてしまいませんか?少なくとも私はそういう感情を覚えました。でも、この講義に参加して、すごく納得したのが、食べ物と知識・情報の与え方についての比較でした。

 

食べ物に関して、「体の中に取り入れるものだし、それを元に体が作られていくから」と、ちゃんとプランして栄養バランスがよくなるように与えている方は多いですよね。好奇心旺盛で新しいことを学のが大好きな赤ちゃんは、まさにスポンジのように新しい物事を学んで吸収していきます。まさに「知的情報も赤ちゃんが体内 (脳内) に取り入れるものであり、それらを元にどんどんと新しい概念を学んでいき、思考が作られていく」と考えられませんか?研究所は、赤ちゃんに提供する知的情報もまた、親によって正しくプランニングされるべきであると話していました。

 

研究所のブックストアにはあらゆるジャンルの本が並ぶ

 

私自身、知っているものを目にした時には嬉しくなることがあります。遥か昔の学生生活においては、例えば日本史の資料集の中に、すでに見知った写真が載っていた時なんかには「これ、知ってる!」と嬉しくなり、余計に興味を持って学べることもありました。子どもの学びの過程でそれをどんどん実践させてあげようというのが、研究所が提唱している内容です。

 

様々な知識を散りばめてあげて、幅広い物事に興味関心を持てる人になってほしい。それの極限として、研究所がこういう人を目指してほしいと言っているのがレオナルド・ダヴィンチです。彼は芸術家という側面だけでなく、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、物理学など様々なものに精通していました。500年も昔に、すでにヘリコプターをデザインしていたそうです。

 

ビッツカードの導入

このような観点で、ドーマンメソッドではビッツカードと言われる手法を用いて、赤ちゃんに様々な知識を与えるよう指導しています。この日の後半は、ビッツカードの作り方についての話がありました。

 

赤ちゃんはまだ視覚が大人ほど発達していないので、小さな絵よりも大きくはっきりとしたものの方が認識しやすいです。そして、物事がどういうものなのか全く無知の状態だから、初めてそれを紹介する際には、精確であり、他のものと紛れることなくそのもの単独が映った状態であり、はっきりと写っている状態である必要性を重要視しています。

 

生物学的および脳神経学的には、その人がどのように育つかというのは6歳までの間にほぼ出来上がるそうです。子どもの脳を成長させるには、できるだけ多くのチャンスを与えること。チャンスを与えるというのは、膨大な数の明白な事実を教えること。そして、研究所がやっているのはまさしく、脳が育つのをうまく助けるように世界中のパパママ達の手伝いをしているのだとのことでした。

 

短い休憩時間にブックストアで盛り上がる参加者達

 

ビッツカードのよさを脳の発達の観点からも十分理解し、子どもへの興味関心の種まきをする楽しい作業だと理解できたところで、私も家に帰ってから実践しようと思っているのですが中々準備ができず…1月中には準備を完了させて、楽しい親子の掛け合いをスタートさせたいところです。

 

やってみたいという方には『赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか』をオススメさせていただきます。

 

 

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