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赤ちゃんや子ども達のデモンストレーションで自分の無知さに恥ずかしくなる: ドーマンメソッド講義 Day 4

赤ちゃんや子ども達のデモンストレーションで自分の無知さに恥ずかしくなる: ドーマンメソッド講義 Day 4
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この記事をザックリまとめると…
  • ドーマンメソッドベターベビーコース4日目の内容を簡単に紹介
  • 「数」と「算数」を学ぶと、日常生活で触れ合うそれらに子どもはより楽しく触れ合える
  • あらゆる分野からのクイズの出題に大人は苦笑いし首をかしげ、子ども達は大興奮


4日目のこの日は、朝9時半から始まり、研究所を後にしたのは19時を回っていました。この日は数字についての話があり、前日のテーマだった「百科事典的知識」とあわせて、子ども達によるデモンストレーションがありました。算数も百科事典的知識の中の一つにカテゴライズされているので、この日のデモンストレーションは2通り。1つ目は7ヶ月から9歳の子までの各子どもが母親と一緒になって前に出てきてくれ、算数及び百科事典的をどのように身近に取り入れて楽しみながら学んでいるのかのデモンストレーション。2つ目はインターナショナルスクールの子供達が2組に分かれて、大きなスクリーンに出てくる問題の解決に取り組むというものでした。

 

レインマンの世界が子どもには起こりうる

ドーマンメソッドでは、数の概念を教えるのに、ドッツカードというものを使用します。
ドッツカード。100までの数を自作すると作業量が多い為、研究所が出版しているものを購入しました
約30cm四方の厚紙に2cm程度の赤丸が沢山不規則に貼り付けられたドッツカード一枚が参加者一人一人に配られ、何分かけてもいいので丸の数を数えてくださいという課題が与えられました。時間はかけてもいいけど、ペンなどで数えやすくマークするなどは一切NGです。結局5分近くかかって参加者全員が数え終わり、衝撃が走りました。約30人もの大人が、制限時間無しでただ赤丸の数を数えるだけの課題を誰一人正解することができなかったのです。
もしよければ、この写真の中の赤丸の数を数えてみてください。答えはこの記事の一番下に記載しておきます。
赤丸の数を数えてみてください。制限時間なし。回答は記事の一番下に記載しています

 

映画『レインマン』というと、ダスティン・ホフマンが演じるサヴァン症候群のレイモンドと、自由奔放な弟役のトム・クルーズ (チャーリー) が二人で過ごすことでお互いに人間として変化していくのを描いたヒューマンドラマで、レイモンドの驚異的な能力を覚えている人も多いと思います。ウェイトレスが落とした楊枝をすかさず計算して本数をぴたりと当ててしまうシーンも有名ですが、このようにパッと見たものの数をただちに認識することも赤ちゃんには不可能ではないそうです。研究所では、算数の導入にドッツカードを見せるところから開始します。「数字」というのは、「数学」という言語の中での「文字」に過ぎないので、まずはシンプルに赤丸の量で数の概念に親しませるのです。

 

研究所で、昔、赤シールを貼って作ったお手製ドッツカードを書庫に保管していた際、経年劣化で赤いシールが剥がれてしまったのを発見したそうです。でも、何百枚もあるカードのどれからシールが剥がれたのかを探し当てるのは大変な作業。上記のように、大人で解決するには途方もない時間がかかるため、犯人探しは子ども達のパッと認識できる能力を使って助けてもらったという笑い話もありました。実際に複数桁同士の掛け算を瞬時に回答する驚く能力を身につけた子も、研究所では過去に何人か目にしてきたそうです。

 

子ども達によるデモンストレーションでは、そのような速算を披露する子はいませんでしたが、様々な手法を用いて数字と触れ合う様子をみられたのは面白かったです。また、百科事典的知識のデモンストレーションで、2歳の男の子が世界遺産の建造物を、写真と名前を一致させ、地理的にも理解しているのを披露してくれた際には驚きでした。4歳の子に分数を分かりやすく教えていたのも面白かったです。

 

講堂の様子。前の広いスペースでデモンストレーションを披露してもらった

 

あまりの無知さに苦笑いするしかなかったカレッジボール

Evan Thomas Instituteの生徒達が二手に分かって知識を競うカレッジボール。カレッジボールというのは、アメリカで30年以上続いていた学生のクイズ番組でCollege Bowl”というのがあり、それを模倣して行っているゲームです。講堂の真ん中に大きなスクリーンが現れ、ここに問題が映し出され、この回答をどちらのチームがより多く正解できるのか競い合うというものでした。

 

出てきた問題は総じて20問ほどでした。何が出題されるのかは、もちろん生徒達にもサプライズ。そうは言っても6歳から11歳までの子ども達。私も応えられるようなのが過半数だろうとたかをくくっていましたが、実際に問題を目にして、見事に鼻をポキっと折られてしまいました。全くわからないものだらけで、唯一分かったのは、日本語に関する出題のみ。

 

「MCMXX」。これがアラビア数字ではどのように表されるものか、分かる方はいますか?これも子ども達は議論しあったあとで、見事正解していました。こちらも回答はこの記事の一番下に記載しておきます。

 

特に愕然としたのは、画面にアルファベットと数字のみが記載されたスクリプトが出て、これはどの動物でしょう?というものでした。思い切り頭をかしげてる親達を背に、生徒達は「xxはxxだから、xxの歯があるし、これではないはず。」なんと言って議論しているのです。あとで先生からの解説を聞いてようやく理解したのが、スクリーンに映っていたのは、動物の「歯式」だったそうです。

 

新しく問題が出題されるごとに、子ども達は大盛り上がり。それを見ている私たち大人はもうお互いに顔を見合わせては苦笑いするしかありませんでした。

 

カレッジボールの様子。骨の名前についての質問。生徒達は挙手したり、協議しあったり楽しんでいる様子

 

このセミナーを通して、一番面白いのはなんといってもドーマンメソッドで自分の親によって知的好奇心を満たされて育った子ども達の能力を垣間見ることだと思うので、今回の記事ではデモンストレーションについての記録となりました。実際に子どもが学ぶのを楽しんでいる様子を目にし、母親・時には父親と一緒になって取り組んでいる姿を目にすることができて、とても参考になりました。

 

親達は、他の大勢の大人を目の前にしても自信を持ってなすべきことを披露する我が子の姿を見て、とても嬉しそうでした。休憩時間にこれらの親子と触れ合う時間もありましたが、自分の子どもが楽しんで色んな事実を吸収できるように考えて準備しているその母親・父親の姿を見て、「すごいな」という一言に尽きます。それぞれが自分の子どもの成長レベルに合わせて取り組んでいるので、教えの為の教材がオリジナルだということ。彼らも色んな事実を教えるために、自分自身がまず学ばなければならず、子育てを通じて本当に沢山の知識を得た、と話してくれました。

 

昔はなんとなく、「子育て」って頭を使う活動から離れたところにあるように思っていましたが、子どもに教える為にもまず自分が学ぶ姿勢を常に忘れずに、脳が退化しないように頑張らないとな、と改めて思った次第です。
算数に関して、より詳しく知りたい方は本を読んでみてください。

 

 

クイズの回答

ドッツカードの赤丸の数:98
ローマ数字「MCMXX」:1,920
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