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鈴木メソッドで鍛えられた子どもの演奏で驚きと感動: ドーマンメソッド講義 Day 6

鈴木メソッドで鍛えられた子どもの演奏で驚きと感動: ドーマンメソッド講義 Day 6
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この記事をザックリまとめると…
  • ドーマンメソッドベターベビーコース最終日の内容紹介
  • 英語はいつ頃教えるのがいいか
  • 音楽への知識と楽器演奏技術に驚きを隠せなかったデモンストレーション


いよいよ最終日。この日はまた朝9時から開始で、修了式、並びに、「プロフェッショナルマザー」の称号の授賞式があり、19時からは簡単な終了パーティーがありました。

 

ワインや軽食を囲みながらの修了パーティー

 

受講中は、毎朝講堂に入ると新しい座席が指定されていて、隣の席が毎日違うので、この日までには参加者ほぼ全員と会話する機会がありました。10分間の休憩中のトイレに並んでいる間や、お茶やスナックを飲みながらの雑談。ランチタイムに昼ご飯を囲んで食堂で話をしたり、または複数人でスタッフを囲んで質疑応答をしあったり、はたまた書店で参考になりそうな教材や本を眺めては意見を交換したり。いろんな国から集まった人たちだからこそ、母国語と英語をどうやって扱っていく予定か、などの悩みを共有することもでき、本当にとてもいい出会いの場でした。

 

カフェスペース。休憩時間はお茶を片手にスタッフや他の参加者と団欒

 

この日は、参加者の多くにとって関心の高い「外国語」をどう教えるのかという内容と、「音楽」をどのように教えるのか、という二つのテーマが扱われました。それから、これまでのデモンストレーションで一番驚いた音楽のデモンストレーションがあり、最後にデモンストレーションに参加していた親たちへの質疑応答タイム。

 

外国語をどのように教えていくか

講義のはじめに、「何ヶ国語話せますか?」という質問がありました。「一ヶ国語」と答えたのは生粋のアメリカ人のみで、多くの参加者が「2ヶ国語」または「3ヶ国語」。中には「5ヶ国語」と答えるツワモノもいました。

 

講義をしてくれたいたのはアメリカ人。彼女は流暢に話せるのは英語だけ、とのこと。「親が少しでも外国語の知識があるなら、まずその言葉に関しては惜しみなく喋ったり音楽を流したりして聞かせてあげるようにするといい」ということでした。

 

日本人でありながらも海外で生活していると、どの言葉を最初にしっかりと教えるのか、日本語をどのレベルにまで教えるのか、というのは多くの人が頭を悩ませていることだと思います。私も今回の受講中、ずっとこの疑問が頭の中にあったのですが、複数人のスタッフに聞くと、それぞれ違う回答が返ってきました。

 

ジャネット・ドーマンさんを囲んで質問中

 

ジャネット・ドーマンさん (研究所所長) によると、「親がバイリンガルであれば、午前中は英語、午後は日本語などのように切り替えて同じように聞かせるチャンスを与えたほうがいい」とのことでした。午前中が英語というのは、私の母国語が日本語で、英語を喋る方が数倍労力を要する為、頭がすっきりしている午前中に取り組むべきだと説明してくれました。

 

他のスタッフによると、「これからの生活がアメリカなのであれば、英語を重点的に教えてあげたほうがいい。理由は、自分で読むことができるようになってきたときに、教材となるものが溢れているから」と。

 

また別のスタッフによると、「まずは親がより自信を持って使える言葉を優先的に教えてあげること。そして、子どもが自分の感情を言葉で表現できるようになったら、後は他の言葉になっても同じだから、大丈夫。ただ、もし日本語を重点的にする場合にも、一日5分でもいいから毎日英語を聞かせるように」とのことでした。

 

デモンストレーションへ参加している親の中ではアメリカに住んでいるけど、元々は外国出身の人も多く、「午前中は中国語、午後は英語にしている」という方もいました。勿論夫婦で子どもに話しかける言語を使い分けている人もいました。「幼いうちに同時に2ヶ国語を同じレベルで教えようとしたら、全然成果が出なくて、当時は失敗したなと思っていました」という方も。要するに、人それぞれですよね。この点について一番肝心なのは「言葉は概念を理解し、表現するためのツール」ということを忘れないようにすることかなと感じました。

 

開いた口が塞がらなかった音楽のデモンストレーション

音楽については「鈴木メソッド」で有名な鈴木鎮一氏の本を読んでいたこともあり、なんとなく頭の中ではデモンストレーションを聞かずともある程度どういうことが起こるか想定していたつもりでしたが、私がそこで目にしたのは想像をはるかに超えるものでした。

 

まずは2歳、4歳、6歳の子どもによる母親との音楽の練習風景を見せてもらいました。その後、インターナショナルスクールに通う子どもを持つ母親達によるバイオリンコンサート、それから実際に6歳から14歳まで総勢10名の生徒達が鈴木メソッドのバイオリンクラスの様子の見学と続きました。

 

生徒達による演奏自体もとても素敵でしたが、驚愕したのは鈴木メソッドでのバイオリンクラスのデモンストレーション。先生が一人前に出てきて、生徒達は先生を囲んで座ります。先生が「xxの曲、分かる人?」という質問をすると、複数人の生徒が手を上げます。先生に指名された子は、その作曲家の曲の中から一曲を選び、「xxxという曲を弾きます」と宣言した後で、一節演奏します。

 

この質問が少なく見ても10問程は続きましたが、子ども達の手は下がることを知らず、得意そうに演奏してくれました。モーツァルトなどの有名な人もいましたが、多くは、私は名前すら認識できない人でした。子どもが演奏するのを聴いていると、いくつか曲自体は耳にしたことがあるものもありましたが、曲名まで完全に言い当てられるようなものはほぼありませんでした。またしても私たち参加者は互いに目を合わせて苦笑いでした。

 

リーダーの動きを模倣しながら一曲を見事にバイオリンで演奏する子ども達

 

鈴木メソッドでは、一曲一曲を自分のものとするまで極めるという話がありましたが、デモンストレーションの一個でこういうのがありました。一番年上の14歳の子がリーダーとなって曲を選択し、彼の演奏に合わせて他の生徒たちも同じものを演奏します。その後、一曲を演奏している間にリーダーは色んなスタイルで演奏しますが、他の生徒たちは彼の動きを模倣しながら演奏を続けるのです。片足を上げて演奏したり、行進しながら演奏したり、寝転んで演奏したり。とてもユニークで、見ていてとても面白いものでした。本当によく弾きこなしていないと、演奏しつつの模倣は無理だと思うので、それを実際に見ることができたのもとても記憶に残るシーンとなりました。

 

質疑応答にて

日々一生懸命に子どもに教えようと勉強して、準備して、と数年間やり続けているママさん達。彼女達でさえ「絶対思ったようにはいかないから、フレキシブルに」と話していたのが印象に強く残っています。プランしていたのとは違うところに興味関心が移ってしまうと、予定していたところに興味を戻させるよりも、軌道修正して、今興味を惹いているそのものにフォーカスしてみたほうがよっぽど子どもも楽しんでくれるとのこと。そして必ず「今は何やりたい?」と子どもに選ばせることも大切だと言ってました。

 

何より勘違いしないようにすべきは、これら全ては親子で楽しむためのものであって、より結びつきを深めるためのものであり、ツールに過ぎないということ。決して強制せず、子どもを尊重し、教える過程で自分の知識が増えて行くことを楽しんでください、とのメッセージを受けました。

 

 

6日間のコース、失礼な言い方をすると、講義の進め方は一昔前にタイムスリップしたかのようなものでした。もっと簡略化しようと思えば端折ってもよかったと思えるような内容もありましたし、本を全て読んでから参加すると、本と重複している内容も非常に多くありました。でも、やはりこの場に行かなければ見られなかったデモンストレーションを見られたこと、本を執筆した本人とも直接話ができたこと、同じ志をもって子育てをしている人たちに出会えたこと、朝から夜まで一生懸命話を聞いて学びたいものを学ぶという体験ができたこと、しっかり日中に覚醒していられるように夜はその日の振り返りをし、課題に取り組んでから、早寝して健康的な生活を送ったこと、私が不在の間に夫と子どもが仲良く遊んでくれていたこと。これら全てが受講してよかったなと思えた出来事でした。

 

もしこの体験記を読んで興味を持った方はまずは是非彼らの本を読むところから始めてみてください。そして、壁にぶち当たったり、実際に繋がりが欲しくなったりしたら、是非コース受講も考えてみてください。親が子どもの為にやってあげられることの可能性の広さ。日々育児に追われている状況下だったり、子どもが複数人いたり、フルタイムで仕事をしていたりすると、中々難しいこともあるかもしれませんが、ほんの数秒の時間の使い方や接し方、反応の仕方に気をつけるだけでも子どもへの影響は大きいと思います。この先長く続く母親業。折角なら一生懸命悩みながら、一生懸命楽しんで取り組んでいきたいですよね。
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