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子どもが発熱した時に使いたい!!親の代わりに24時間体温をモニタリング:ウェアラブル体温計 TempTraq

子どもが発熱した時に使いたい!!親の代わりに24時間体温をモニタリング:ウェアラブル体温計 TempTraq
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この記事をザックリまとめると…
  • 24時間体温をウォッチしてくれて、アプリから体温をチェックできるベビー向けウェアラブル体温計についてまとめました。
  • 実際にBest of Baby Tech Awardを取得したTempTraqを我が子に24時間使ってみて、病気の時に体温がいつでも確認できることのありがたさを実感。


Baby Techでは、子どもをあらゆる角度からモニターするアイテムが出てきています。この記事から今後数本に渡り、CES2018で発表されていたアイテムを中心に、子どものために実際にあったら便利だと思うモニタリングアイテムを紹介していきたいと思います。『見える化』されることによる安心感が、テクノロジーの利用で色々と手に入れることができるようになってきているのは嬉しいことですね。

まずは毎年この時期、日本では風邪やインフルエンザが流行する時分ですが、シリコンバレーの私の回りでも大流行しています。そこで、小さなお子さんをお持ちの方に役立つウェアラブル体温計をまずは紹介します。

 

脇下にシールを貼って体温計測:TempTraq

 

Blue Spark Technologies社が開発したウェアラブルの体温計。CES 2018ではHealthy Baby部門においてBest of Baby Tech Awardを受賞しました。

 

TempTraqは、湿布のようなテクスチャーのシールを脇の下に貼って、体温を継続してモニタリングします。Bluetoothでスマートフォンと連携し、アプリを通じて体温を随時確認できるようになっています。また、あらかじめ設定しておいた温度をオーバーすると、その時点で携帯にアラートを届けてくれます。使い捨ての体温計で、連続使用可能時間が24時間、48時間という2種類が販売されていて、医療機関用には72時間使用可能な製品も販売されています。それぞれ使い切ると再利用はできませんが、逆に言えば病原菌等を体温計を介して他の人に移すこともなく、消毒等の必要もなくてよいので清潔だ、というのが彼らの主張です。

 

写真:TempTraq

 

Marketing and Innovation部門のExecutive VPを務めるMatthew Ream氏に、ラスベガスのCES会場でTempTraq誕生秘話を直接聞く機会がありました。Blue Spark Technologies社は、元々薄く、形状を変化させられるシールのようなバッテリーを作っていた電池メーカー。自分たちの技術力を活かした製品アイディアを考えていて、そこで目をつけたのが体温計でした。「赤ちゃんは動き回るので、正確に体温をチェックするのが難しいし、発熱してぐったりしている子どもを起こしてまで体温を測るのは可哀想。そこで、ウェアラブルの体温計だと全ての問題が解決されると思って、開発に至ったんだ」とのことでした。Ream氏自身がTempTraqの共同考案者でもあるそうです。
CES2018会場にて。インタビューさせてもらったMatthew Ream Executive VPをTempTraqブースにて撮影。

 

実際にTempTraqを使ってみた感想

嬉しいことに、息子を抱っこしながらインタビューさせてもらったので、「そのうち使う可能性もあるでしょうから」と、24時間使用可能なTempTraqを一枚いただきました。便利そうではあるけれど、我が家では耳に挿して計測する体温計を持っているので、あまり体温計には困っていないし、なかなか活躍の出番はなかなか無いかも、と思っていました。が、ラスベガス滞在の最終日、早々に出番がありました。息子は風邪気味で数日間鼻水を垂らしていたところに、朝起きると体がいつもより少し熱く感じ、携帯していた普通の体温計でチェックすると平熱より体温が高かったので、その日は飛行機での移動もあり、大事をとってTempTraqで1日中体温をチェックすることにしました。

 

TempTraqキットを開封した様子。

 

使い方はシンプル。まず、箱からシールを取り出しアプリをダウンロード、その後シールの中央付近にあるスタートボタンを押します。使い捨てなので、一枚一枚の製品にランダムなアルファベッドと数字の羅列された番号が付与されています。子どもの名前、アラートをあげてほしい体温、そしてパッチ番号を入力すると、アプリ上でTempTraqが認識され、体温のトラッキングが開始されます。

 

TempTraqのシート。使い方は簡単で”Press to Start”と書かれたところを押すだけ。”04D3AC”というコードをアプリ側で登録するとアプリとの接続が開始される。

 

思っていた以上に、ずっと体温が確認できることの安心感は大きかったです。子どもは温度調節をしにくい、というのは本当なようで、一度高温のアラームが鳴ってドキっとしましたが、それは息子が眠くてぎゃーっと泣いたからでした。アプリを起動して、しばらく温度変化を見ていましたが、一時的に温度が急に上がり、泣き止む頃にはすっと下がっていました。改めて、赤ちゃんが泣くということは非常にエネルギーを消費するんだろうなと実感しました。

 

TempTraqのアプリから体温情報のログを見ている様子。緑は熱なし、オレンジ (発熱)、赤は閾値を超えて熱を出した様子。大事を取って検温したけど、熱が出ていたわけではなかった様子。

 

その場その場での体温計測だと、快方に向かっているのかどうかの判断が難しいと思いますが、TempTraqでは時間の経過に沿ってどう体温が変化しているかをグラフで一目で分かるため、回復に向かっているのかそうでないのかなど、状況が把握しやすいです。朝、普通の体温計で検温した際に微熱を確認したので、熱が出始めているのかと思っていましたが、今回の息子の場合は、どうやら特に熱があった訳では無いということがわかりました。原因は、朝の部屋が暑かったのと、厚着させていたために体温が上がっていたようです。アプリを開くとすぐに現在の体温が確認できるので、「そろそろまた体温を測ったほうがいいかな?」という不安にさいなまれなくて済んだのも良かった点でした。今回、息子は本格的に発熱していたわけではありませんでしたが、閾値を超える高熱が出た時 (大泣きした時) にアラートをあげてくれる機能のおかげで、熱を逃がすように服装を変えるなどすぐに行動に移すことができたのも良かったです。万が一の時のために、常に家に一枚ストックを持っておくのはいざという時のために役に立つだろうなと思いました。

 

お風呂のときには一旦外して、再度付け直して24時間使い続けましたが、貼り直してもTempTraqの粘着力が弱くなることもなく、私が意図的に外すまでしっかりと息子の脇下にくっついていました。ただ、しっかりと貼り付けていたので、24時間後に剥がした際には、シールを貼り付けていた肌が赤くなっていました (数時間後にチェックするとすっかり跡形も無くなっていましたが)。息子の様子を見ている限りでは、特にTempTraqを気にするようなそぶりはありませんでしたが、約10cm x 5cmで厚みは2mmと、それなりにシールが大きいので付ける側にとって違和感があるのかどうかは気になるところです。

 

ただ、デメリットは使い捨てなこと。やはり、主婦としては充電して再利用可能であってほしいものです。使い捨てなのに$20程度 (約2,200円) という値段は手軽に買い続けられる額でないことも確か。それでも、可愛い我が子が発熱で苦しんでいる状況下では、 起こさずに体温の変化をずっと管理できて、体温変化に応じてすぐにアクションが取れること、というのは安心できるかと思います。

 

その他のウェアラブル体温計:脇の下で測定

体温を測るとなると、測定の場所でメジャーなのには脇の下や耳の中、舌の下、とありますが、ウェアラブル体温計が出てくるのは前者2つかなと思います。

TempTraq同様に脇の下で計測をするウェアラブル体温計にFeverScoutがあります。

 

写真:FeverScout

 

こちらは充電して再利用が可能。一度充電すると約1週間電池が持ちます。サイズは約6cm x 4cmで厚みは 5.5mm。TempTraqよりも厚みが気になりますね。セットには8枚の接着剤が同封されていて、メーカー側は使用する度に、接着材を貼り直すことを推奨していて、約$60 (約6,600円) 。また接着剤のみも8枚セットを約$8 (約880園)で購入可能。3回以上利用できるならTempTraqより断然コストパフォーマンスが高いですね。体温計シールとアプリとの接続は、この製品もBluetoothを利用しています。メーカー側は充電器の中継を介して、何も隔たるものがない場所では約40m離れたところでも繋がると記載していますが、Amazonでの製品レビューを読んでいると、実際には同じ家の中にいても、壁の障害を介すともう繋がらない、というレビューもありました。コネクションを失うことが頻繁に起こるので、何度も再接続作業をしなければならなかった、などのレビューも多々見受けられたので、こればかりは使ってみなければわかりませんが、アプリとの連携の面では、TempTraqに軍配が上がりそうです。

 

写真:FeverScout

 

その他のウェアラブル体温計:耳の中で測定

耳の中の温度を計測しつづけるウェアラブル体温計も、すでにドイツのconsinussというスタートアップがdegreeという製品を作って、クラウドファンディングサービスingdiegogoで販売をしていた模様。
 
写真:degree

すでに2017年6月1日時点で目標調達金額に到達し、56,000ユーロ (約770万円) を調達しています。2018年2月に発送予定となっているので、今頃製品化への対応に追われているのでしょうね。degreeは補聴器のように耳に引っ掛ける構造となっていて、フル充電するとバッテリーは5日以上使えます。TempTraq同様、アプリと連動し、随時体温が確認でき、体温変化を時系列で見ることができます。また、設定した温度よりも熱が高くなったときや、耳から体温計が外れてしまったときには携帯にアラートが出てくるようになっています。
 
赤ちゃんにも使用可能。(写真:degree)

 

degreeはプレオーダーの値段では、1セットで99ユーロ (約13,600円)、2セットで179ユーロ (24,600円)。体温計にこの値段はなかなかお高い気もしますが、継続利用が可能なこと、接着剤など付属品の購入が不要なことを考えると、こちらの購入も悪くなさそうです。degreeもアプリとの連携はBluetooth接続となるようで、検温をしている人の約10m以内にいなければ体温情報が読み込めないとのこと。

 

実際にdegreeが市場に出回って、アプリとの接続などに関してレビューを見るのが楽しみです。今の息子にdegreeを装着させると、耳を触って、装置を外してしまうのではないかという懸念がありますが、少し大きくなって目的を理解できるようになった頃に、これも使ってみたいです。2年程先かな、と想定していますが、その頃には更に進化したウェアラブル体温計が出ているでしょうか。
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